吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

総務部門会議 2016年05月19日

2016年5月19日

総務部門会議では、前回、様々な意見が出た
こと等を踏まえ、被選挙権年齢の引き下げに
ついての議論が引き続き行われました。

選挙権年齢が18歳に下がりますので、被選挙権
年齢の引き下げはあってしかるべき、このことに
対する異論はまったく出ませんでした。

しかしながら、衆参同一に被選挙権年齢を20歳
まで下げるとか、18歳まで下げるとかという議論に
対しては、慎重論と推進論の双方が出されました。

この件に関しては、引き続き議論となりましたが、
1期目の最初の頃、当時の当選同期議員と被選挙
権年齢について議論を交わしたことを昨日のように
覚えています。

被選挙権について、衆議院の被選挙権25歳と、
参議院の被選挙権30歳の5年の違いについてですが、
初当選時は、被選挙権を得たばかりの最年少議員だった
からです。

被選挙権を定めた時代と、現在では、日本人の
平均寿命が異なっています。当時と今では、5歳の
年齢差は大きく違うのではないか、と考えるのです。

つまり、平均寿命が今よりもっと短かった時代に
おいて、5歳の差の持つ意味は大きかったのでは
ないか、かつて貴族院だった参議院は、その分、
経験と識見を候補者に求めていたのではないか、
ということです。

被選挙権年齢の引き下げについては否定するもの
ではありませんし、むしろ議論すべきものであると思います。

ただ、衆参同時に一律に下げれば良いとは思いませんし、
安易に引き下げすぎた場合、政治への参入障壁が今より
更に高くなることも考えられます。

私は29歳で会社を退職し、参議院の被選挙権を
得たばかりの30歳で立候補し、参議院に議席を預かる
こととなった者の一人として、被選挙権年齢の引き下げに
関しては、思うところが実はたくさんあります。

いずれにしても、未来ある若者のためにも、
慎重に議論して方向性を決めるべきだと思います。

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