吉川さおり 参議院議員(全国比例)

国会質疑録

第193通常国会 議院運営委員会(2017年6月14日)

2017年6月14日


2017年6月14日の参議院議院運営委員会の会議録を
ご覧いただくと、議運委員会の休憩前までは与野党合意のうえ、
当日の議事日程が決定したことが見て取れます。

他方、休憩を経て、夕刻に合意なきまま再開された議運委員会は
議場騒然となる中、いわゆる共謀罪法案の委員会採決が省略され、
本会議で直接採決するという議事日程が追加されたことが会議録
からも分かります。

会議録によると、9時40分からの議運委員会では議了案件の採決と、
既に提出されていた内閣府特命担当大臣と法務大臣の問責決議案の
処理のみを行うこと、内閣府特命担当大臣の問責決議案の処理が
終われば、13時まで休憩とすることで6月14日の議事日程は決定
したとしか読めません。

しかしながら、野党が反対する中、議運委員会は17時31分に
再開され、その場において、法務委員会で審議中の共謀罪法案を
委員会採決を省略し、中間報告という形で本会議の議事にしてしまう
という乱暴な行為が数の力によって行われてしまったのです。
法務委員長は与党委員長であるにも関わらず、です。

私は、議運筆頭理事として、議会のルールを無視し、与野党の
合意までをも反故にする議事日程の追加を許すことはできませんでした。

本当に突然のことでしたが、中間報告については自身で過去例を
調べ、立法府でどのような経緯を辿ってきたのかを議運理事になって
以降、調べていましたので、全くのノー原稿でしたが、この中間報告動議が
議会のルールをいかに逸脱したものであるか等を訴えました。