勉強会 2010年09月16日
勉強会
先輩方が主催の
朝食勉強会に出席しました。
今日の講師は精神科医の香山リカさん
ということもあり、喜んで出席しました。
私は学生時代に代表を務める団体の
講演会で香山リカさんを講師としてお招き
したことがあったからです。
今日の議題は、
『日本はなぜ「自殺大国」なのか
?精神医療の現場から?』と題するもので
改めて現状認識を深くする機会となりました。
日本の自殺の実態は、
2009年の自殺者数、32,845人(警察庁統計)。
12年連続3万人を超えている状態であり、
日々に置き換えれば90人もの方が自ら命を
絶ち、それは交通事故死の約5倍にもなります。
1998年に自殺者数は急増して高止まりをして
いる状態にありますが、私が就職活動をした年と
重なっています(超就職氷河期です)。
原因は単なる景気の悪化だけではなく、
様々な要因が複合的に絡み合っている
ことにあると香山先生は指摘しました。
だからこそ、行き過ぎた成果主義の見直し
や複合的な支援システムの構築が必要だと
痛感しています。
人とのつながりが実感できる社会、これを
政治の側面から再びつくりあげていけるよう
努力したいと切に思います。