議院運営委員会(意見表明)2017年05月26日
本会議散会後に再開された議員運営委員会では、
組織犯罪処罰法改正案、いわゆる共謀罪法案に
ついて、これを5月29日の参議院本会議の議事
日程とすることについて協議しました。
その中で、急なことでしたが、会派を代表して
意見表明を行いました。もちろん、原稿はありません。
参議院は、衆議院から法案が送付されて60日
以内に結論を出さねばならない宿命があるため、
これだけ問題点の多い法案は、総理出席の下、
開かれた国会の場で審議し、問題点を明らかに
したうえで、廃案にすべきとの立場で意見表明を
行いました。
しかし、その前に、議運委員会の再開時刻を指定
したはずの与党委員が複数名遅刻したため、再開
時刻が遅れたことに対し、冒頭、抗議の意を表さざるを
得ませんでした。一強体制の緩み、驕りに他なりません。
共謀罪法案は、衆議院法務委員会では参考人
質疑を除けば、たった30時間で質疑終局動議が
出され、採決が強行された法案です。
また、委員会運営に問題があるのみならず、法案
そのものにも幾つもの矛盾点が存在しています。
これらについても具体例を挙げながら、意見表明を
行いました。
昨年12月14日に引き続き、急な意見表明でしたが、
立法府に身を置く者の一人として、後世で参照され
続けることになる会議録に残すべく、言葉を繋ぎました。