議院運営委員会
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国務大臣による報告
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塩村議員質問
議院運営委員会は4月2日に続いて、今回もまん延防止等重点措置の区域追加で開会となりました。
議題は「新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の区域変更に関する件」です。冒頭、西村国務大臣から報告を聴取した後、各会派から質疑を行いました。
まん延防止等重点措置、とはその名が示すとおり、まん延「防止等」のための重点措置のはずですが、大阪や兵庫においては、既に「まん延」状態であると言っても過言ではありません。
今回の国会報告は、既に重点措置区域となっている、大阪府大阪市、兵庫県(神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市)、宮城県仙台市に、東京、京都、沖縄の一部地域を加えて指定するものでした。
関西における感染急拡大状況を見るにつけ、東京をはじめとする首都圏でも2~3週間後に急拡大するおそれが大いにありますし、緊急事態宣言と異なり、まん延防止等重点措置は区域が細かく指定されるため、同じターミナル駅でも東口と西口で市が違えば、片方の出口は20時までの時短営業を強いられても、もう片方の出口ではそうではなく、そちらに人が密集しないとも限りません。
まん延防止等重点措置でどれほどの効果が見込めるのか、まったくもって予断を許さない状況であると言えます。
まん延防止等重点措置の期間中でもオリンピック・パラリンピックは開会できるのかといった点については、会派から質疑に立った塩村議員が重ねて指摘しましたが、不明瞭な答弁に終始したのが現実です。
私の地元徳島県においても過去最多に近い感染者が連日出ています。
私が大学4年生のとき(1998年)に開通した明石海峡大橋によって、関西圏との交通の便が格段に向上し、兵庫や大阪と徳島を結ぶ高速バスが毎日何十本も走っています。早期に封じ込めない限り、これまで感染が比較的抑えられていた地方においても感染爆発してしまうのではないかと危惧しています。
来週以降、緊張感をもって状況を注視していきたいと思いますし、国会報告の場をより一層重視したいと思います。