吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

北海道地方にて

2022年7月8日

2018(平成30)年9月6日未明(3時7分頃)、北海道胆振東部地震は発生しました。
ここに改めてお亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

私はちょうどそのとき北海道におり、その揺れを宿泊先で経験しました。現地の先輩のおかげで、滞在先から最も近い道内の空港に辿り着くことができましたが、そのときだけでも感じたことがたくさんあります。

たとえば、その前日夜、北海道は広いためレンタカーにガソリンを満タンにして翌朝に備えたのですが、その駐車場は立体駐車場であったため、停電に伴い、やっぱり現地の先輩に車の返却等をお願いしたのでした。ただ、それも現地に先輩がいてくれたからであって、そうでなければ、しばらく滞在する必要がありました。

私は全国比例選出のため、全国各地を泊まり歩くことが多く、就寝前には必ず避難経路と部屋に非常灯か懐中電灯があるか確認しています。携帯の電源は切って休んでいたため、揺れで目を覚ましてすぐ窓の外を見て、これは停電だな、と思ったのち、携帯の電源を入れ、テレビの電源が入らないことで改めて停電を確認、水も出ないことを確認したうえで、この先の予定はこなせないであろうと考え、念のため、滞在先から一番近い道内の空港から羽田に向かう便をネットで予約し、近くのコンビニに向かいました。

必要最小限の買い物をし、電子マネーが使えるか確認してみたところ、そのときは使えましたが、直後に使えなくなっていたため、キャッシュレスの時代ですが、最低限の現金は持ち歩くべきであることを改めて再認識しました。

そののち、宿泊先に戻り、大浴場に行けば少なくとも浴槽にお湯(かぬるま湯)はあるはずと思い、そこで顔を洗って気を取り直してから宿泊先のロビーで宿泊客への応対等を目にしましたが、とても的確な対応をされていました(今回は満室で宿泊できず)。

私がよく泊まる全国チェーンですが、非常用の懐中電灯や食料、水が出ないなりに工夫して朝食の提供もありました。ただ、気になったのは完全に朝になってから、宿泊客の間でもう一度大きい揺れがある、とデマを囁く声もありましたので、公的な一次情報を確認する必要性について改めて実感しました。

ただ、空港に向かおうとしても空港連絡バスは安全確認のため運休、タクシーは予約できず、前日夜に別れたはずの現地の先輩の自家用車を出していただいて空港まで辿り着くことができましたが、そのときのお礼を直接お伺いしてお伝えしたく、前置きが非常に長くなってしまいましたが、今回、当該地方にお伺いしたのでした。

コロナ禍で訪問がなかなかかなわず、かといって感染者が急増する時期とも重なってしまいましたが、「石橋みちひろ」候補が訪問できていない地域でもありましたので、この際、思い切ってお伺いさせていただきました。

この間の温かいご支援に対するお礼や国政報告等、限られた時間ではありましたが直接お伝えすることができ、とても嬉しく思っています。本当にありがとうございました。

活動記録