吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

大規模水害の被災現地(徳島)を視察 2014年08月25日

2014年8月25日

  • 加茂谷中学校

  • 阿南市より要望書手交

  • 被災住民の方からの声

台風12・11号の豪雨により、大きな浸水
被害が出た徳島県の那賀川水系周辺の
被害状況を確認するため阿南市、那賀町を
海江田代表とともに実情視察を行いました。

それぞれの首長との懇談、被害に遭われた
住民の皆さんからの意見聴取、水害を大きく
したのではないかと言われている長安口ダム
の視察等を行いました。

阿南市では水害で崩落した沈下橋、校舎の
2階部分まで浸水した加茂谷中学校を岩浅
市長の案内で被害状況を確認し、要望書を
受け取りました。

那賀町では、坂口町長の案内で、大きな
浸水被害を受けた同町鷲敷地区や那賀川
上流の長安口ダムを視察しました。

被災住民の方からは、「今回の水害は長安口
ダムの洪水調整方法に問題があったのでは
ないか」、「豪雨の前にダムで貯留する水量を
事前に減らしておけば今回の甚大な被害は
避けられたのではないか」という声が本当に
多くの皆さんから寄せられた一方、長安口ダム
の視察では、国交省四国地方整備局はこれに
対し、規則通りの操作であり、問題はなかった
との回答でした。

いずれにせよ、今回の被災現場の視察を踏まえ、
国会で閉会中審査の災害対策特別委員会が開会
されるのであれば、政府に見解を質していきたいと
考えます。

今回の2自治体とも、平成の大合併に伴う
市町村合併が行われており、そのことによる
情報伝達の課題(旧市町村単位で防災行政
無線の整備が異なっており、放送を2回に
分けた)が明らかになる一方、防災行政無線
と地域の避難の声かけにより、人的被害は
免れたことなどが印象的でした。

また、長安口ダムの構造が、国交省所管の
全国で500以上あるダムの中で唯一の運用
方法を取っていることも今回の被害を大きくした
一因であることに相違ありませんので、国会で
質疑の機会があれば、河川法に基づくダム操作
規則・細則についての課題を取り上げたいと
考えています。

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