第25回参院選は、７月４日に公示されましたが、
先日、私が提出した「審議会等の答申や報告書等の
受領拒否に関する再質問主意書」に対する答弁が、
７月５日に閣議決定されました。

今回は、「再」質問主意書に対する答弁でした。

最初の質問主意書に対する答弁が、あまりに不誠実
でしたので、「再」質問という形で政府に見解を
質したのです。

〇報告書拒否、事例なし＝第２次安倍内閣以降－政府答弁書
2019年07月05日16時39分（時事通信）
—————–
政府は５日、第２次安倍内閣発足後、閣僚が審議会
に諮問した報告書などの受領を拒否した事例はないと
する答弁書を閣議決定した。老後資金に2,000万円が
必要との金融審議会の報告書を麻生太郎金融相が受け
取らなかった問題を受け、立憲民主党の吉川沙織参院
議員が提出した質問主意書に答えた。

吉川氏に対する６月の答弁書では、過去に拒否の
事例があるかを問われ、「調査に膨大な時間を要
するため答えるのは困難だ」としていた。
—————–

法律に根拠規定がある審議会のワーキング・グループが
まとめた報告書であり、大臣の諮問の下で行われたもの
です。本来、受領拒否はあってはならないと思いますし、
これまでもおそらくこんな特異な例はなかったものと
思われます。

最初の主意書で、政府は事実上の答弁拒否をしました
ので、「再」質問主意書においては、期限を第二次現
政権に絞って尋ねたところ、さすがに事例なし、との
答弁が返ってきたのです。

これに関しては、立法府と行政府との関係も含め、
まだまだ確認したいことが残っています。今後も、
立法府から行政のチェックをしていく仕事を担って
いきたいと思います。