吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

就職氷河期世代の現状と若年者雇用 2016年03月04日

2016年3月4日

連合月例政策ミーティングで講演しました。

前回開催は、昨年8月で郡司彰参議院議員会長による
農政改革に関する講演で、今回は私が講師を務めました。

色々考えた結果、初当選・初質問時から取り上げて
いる「就職氷河期世代の現状と若年者雇用」をテーマ
とすることに決めました。

私が就職活動したのは、1998年(平成10年)です。

当時、絶対に潰れないだろうと言われていた山一証券を
筆頭に多くの企業が倒れていき、多くの企業が採用の
門戸を大幅に狭めた、もしくは閉ざした時代です。

私は、本当に運と縁と巡り合わせに恵まれて、正社員と
して社会に出ることができましたが、靴の底をどれだけ
すり減らして活動をしても、卒業式直前までリクルート
スーツに身を包んで懸命に活動をしても、思うように
就職できなかった同世代、友人知人が多くいました。

私たちの世代には、「自己責任」という名の下に、政治の
光があたることはありませんでした。ただ、でも、学校を卒業
しようとしたときの経済状況で、その若者の一生が左右され、
軌道修正が叶わないような事態を放置すべきではありません。

だからこそ、私は国会初質問議員立法、国会
質疑を通じて、この問題を取り上げ続けてきました。

二期目に入ってからは、常任委員長の任に就いたこと等
もあり、この課題から少し遠ざかっていましたが、今回の講演
を機に、多くの資料を取り寄せ、昔集めた論文を引っ張り出し、
改めて勉強し直しました。

私たちの世代は、40代に差しかかっています。新卒時の
就職活動に恵まれず、非正規として社会に出た同世代は、
未だに多くが望まずして非正規雇用を余儀なくされています。

これは、総務省労働力調査等からも明らかです。

また、この世代が年金受給世代になった時、多くの被保護者が
生まれ、生活保護費をはじめとする社会保障費が増大する試算
も存在しています。

残念ながら、この事実が社会で広く認識されているとは言い
難い状況であるうえ、今回改めて最新の資料にあたったことで、
問題が一層深刻化していることを実感しました。

しかも、30代後半から40代半ばの就職氷河期世代の政府の
施策は、ほぼ皆無に等しい状況で、完全に置き去りにされています。

こんな状況で、どこが「一億総活躍社会」なのか分かりませんが、
この世代のひとりとして、今ある事実、これから迎えるかもしれない
状況について、改めて訴えていきたいと思います。

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