吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

決算委員会で質疑(4/20) 2016年04月24日

2016年4月24日

決算委員会で質疑に立ちました。

参議院は、決算審査を重視しています。

財政法上、決算の提出時期は翌年度の常会と
されていますが、平成15年1月、決算早期審査の
ための具体策についての参議院改革協議会の報告、
平成15年5月の内閣に対する参議院議長からの要請を
受けて、平成15年度決算は、従来より2か月前倒しと
なる平成16年秋の臨時会に提出されました。

以後、原則として秋の臨時会への提出が定着しています。

しかしながら、平成26年度決算は、昨年秋に臨時会が
召集されなかったため、残念なことに、今国会の冒頭に
提出されています。

現在、決算委員会では、省庁別審査が行われており、
「国会、会計検査院ほか」の部において、質疑に立ちました。

「平成26年度国会所管歳出決算報告書」の議案類印刷費
の項目から質疑をはじめ、参議院、衆議院事務総長、国立
国会図書館長に対し、会議録の重要性とその補足掲載の
在り方について質疑に臨みました。

今年2月から、議院運営委員会理事会において、昨年9月
17日の安保特委の会議録補足掲載の件について、協議を
行っています。これらの経緯も踏まえながら、国会事務局が
答弁可能と考えられる範囲で、過去に事例があるか否か、
先例に沿っているか否か、事実に基づく質疑の組み立てとしました。

昨年9月17日の委員会会議録において、初めて行われた
補足掲載の例が突出して多いことが、改めて明らかになりました。

これらの例については、二度と繰り返されるべきではない、との
強い思いを持っており、過去の例をはじめとし、会議録に関する
論文等を懸命に調べてきたこともあり、委員会会議録に今回の
やり取りを残すことができ、一つの段階は踏めたと思っています。

ただ、1月の議院運営委員会庶務関係小委員会、
議院運営委員会の質疑の際と同様、建設的な議論と
するため、至極丁寧に質疑通告を行いましたので、
参議院には答弁の正確性を求めていましたが、残念な
ことに、質疑後に補足答弁を受ける事態となってしまいました。

いずれ、国会質疑録コーナーに詳細をアップしたいと
思いますが、取り急ぎ、pdf版の議事録をアップいたします。
よろしければご覧下さい。

〇平成26年度決算外二件省庁別審査(国会、会計検査院ほか)(質疑項目)

(1) 平成26年度国会所管歳出決算報告書[参議院、衆議院]

1-1. 議案類印刷費に含まれる印刷物 (参議院、衆議院)
1-2. 議員に配布する印刷物にかかる費用 (参議院、衆議院)
1-3. 議案類印刷費に含まれる会議録の重要性についての認識 (参議院、衆議院)

(2) 委員会会議録の補足掲載[参議院、衆議院、国立国会図書館]

2-1. 速記不能の箇所を会議録に補足掲載した例の総件数 (参議院、衆議院)
2-2. 会議録に補足掲載した直近の例 (参議院、衆議院)
2-3. 速記を開始したことを補足掲載した例 (参議院)
2-4. 附帯決議を行ったことを補足掲載した例 (参議院)
2-5. 附帯決議の提出者や提出会派が会議録上分からない例 (参議院)
2-6. 附帯決議の内容が会議録上分からない例 (参議院)
2-7. 委員会会議録で附帯決議の内容が分からない場合の対処 (参議院)
2-8. 上記の場合、国会会議録検索システムにおける検索の可否 (国立国会図書館)
2-9. 上記の場合、国会会議録検索システムで検索できない理由 (国立国会図書館)
2-10. 速記不能の箇所があっても補足掲載しなかった例の総件数 (参議院)
2-11. 委員会会議録における「議場騒然、聴取不能」の定義 (参議院)
2-12. 衆議院委員会議録で補足掲載をやめた理由 (衆議院)

(3) 法規と先例[参議院]

3-1. 派遣委員の報告が行われないまま議案の採決が行われた例 (参議院)
3-2. 閣法に対する附帯決議に対し国務大臣が所信を述べなかった例 (参議院)

活動記録