吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

災害対策特別委員会視察(宮城県) 2011年04月25日

2011年4月25日

災害対策特別委員会で宮城県に
委員派遣が行われ、委員の1人と
して参加しました。

宮城県は、4/25時点で判明している
だけで死者・行方不明者数が15,000名、
全壊・半壊等を含めた住家等の被害が
75,000棟に上るとともに、未だに421施設、
41,000名もの方々が避難生活を送られて
います。

また、土木施設、公共施設等の被害額も
判明しているだけで既に2兆2,654億円に
上っています。
——————————————

現地においては、まず仙台空港における
被災状況を視察した後、名取市役所において、
市長から被害状況と復旧状況の説明を受け、
今後の課題や要望を伺いました。

仙台空港も津波による甚大な被害を受けた
にも関わらず、震災後1カ月で航空機の
離発着が出来るようになりました。膨大な
がれきの山を取り除き、交通手段を確保する
ために尽力された方々に敬意を表します。

しかしながら、電光掲示板や重要設備に
ついての復旧はまだまだ道半ばで、津波の
瞬間で時が止まっているような光景を目の
当たりにしました。
——————————————

名取市と仙台市ではそれぞれ被災状況を
視察し、地震・津波被害とその後のがれき
処理の現状について説明を受けました。

各自治体からは、
・農地の流出
・農業用施設の損壊等の復旧に対する支援措置
・被災者支援に対する国の方針の在り方
・災害弔慰金に対する国の予算措置
・被災地の復興にあたっての国の財政支援
・特別立法の早期制定
等についての要望を受けました。

東日本大震災は、マグニチュード9.0の大地震、
これによって引き起こされた巨大津波により、
多くの尊い命を奪い、生活基盤を破壊しました。

現行制度の枠組みにとらわれない施策を
法制面、財政面において展開する必要性を
今回の被災地入りでも改めて痛感しています。

活動記録