吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

社会保障・税の一体改革調査会役員会 2011年12月20日

2011年12月20日

  • 細川会長

社会保障・税一体改革素案骨子の
修正についての役員会が開催され
ました。社会保障部分の年内の取り
まとめに向けて、最後の役員会です。

全世代を通じた安心の確保を図る
ことに重点が置かれており、個別改革
項目としては、以下のとおりとなります。

・未来への投資(子ども・子育て支援)の強化
・医療・介護サービス保障の強化、社会保険
制度のセーフティネット機能の強化
・貧困・格差対策の強化(重層的セーフティネットの構築)
・多様な働き方を支える社会保障制度(年金・医療)へ
・全員参加型社会、ディーセント・ワークの実現
・社会保障制度の安定財源確保

骨子全体を概観する限り、上記の項目を
含め、一つひとつには納得感があるものの、
全体として捉えたとき、世代ごとに受け止め
方が違うのではないか、また、負担感ばかり
が先行して、何が変わることにより安心感が
増すのかについて疑問があり、この点に
ついて意見提起を行いました。

私の世代(若年層)は、バブル景気を
知らず、バブル崩壊後に会社員として
社会に出たこともあり、右肩上がりの
日本経済を知らぬままです。
また、様々な側面において現役世代の
負担が増す施策やメッセージが発信され、
年金制度や社会保障制度全般に不信感
を抱いているだけでなく、就職氷河期世代
の若年層は、未だ安定した雇用に就けない
まま、社会で懸命に働いている同世代が
多くいます。

社会保障と税の一体改革により、若い
世代から高齢層まで安心感が増す
具体策とメッセージをもっと明確に
打ち出す必要性があると感じています
ので、今後も議論に積極的に参加して
少しでも良い制度の構築に向けて取り
組みを続けていきたいと考えています。

活動記録