吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

第190通常国会開会 2016年01月11日

2016年1月11日

  • 議院運営委員会理事会

  • 議院運営委員会

  • 議員総会

2016年1月4日、ようやく国会が召集されました。

昨年10月21日、日本国憲法第53条の規定に基づき、
臨時会の召集を要求
したにも関わらず、結局、昨年は
長い国会の歴史の中で、一年に一度しか国会が召集
されなかった年となってしまいました。

多くの国民が疑問を抱き、ほとんどの憲法学者に違憲の
疑いが強いと指摘された安保法同様、現政権による憲法
軽視の姿勢をあらわす一つの側面です。

いずれにせよ、ようやく国会が開かれたものの、召集日
一回目の参議院本会議に、最大会派である自民党は
遅刻し、議長が起立姿勢のまま、1分以上待機となる
事態を招いたり、二回目の参議院本会議では、財政演説
を行った財務大臣が、3分の短い演説にも関わらず、二度も
「億円」の「億」を飛ばして読んだりするなど、政府・与党の
気の緩みが散見される事態が召集日から発生しています。

私は、この国会から立場が明確になり、動きやすくなりました。

召集日一回目の本会議で、常任委員長の辞任と選挙が行われ、
経済産業委員長の辞任が許可され、後任が選任されたためです。

今後は、参議院議院運営委員会の筆頭理事
として、本格的に議会運営に携わることになります。

最近は、政略的諸配慮を優先し、先例をないがしろに
する傾向がありますが、先例を変更するのであれば、
その根拠を明確にし、議事運営をすることが諸会派の
納得できる運営になると考えますし、協議を経つつ
合意を求めていく議会では、当然の取るべき姿勢といえます。

民主主義だから、過半数を得れば何でもできる、とする
新自由主義的発想での議会運営は、その都度、態度決定
すれば良いとする、ルールなき議会運営に繋がる懸念があります。

議会人としての矜持を持ち、参議院が再考の府として、
充実した議論ができるよう、精一杯力を尽くしてまいります。

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