吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

第49回衆議院総選挙

2021年10月19日

10月14日に衆議院が解散されたばかりですが、10月19日、第49回衆議院総選挙が公示されました。

衆議院総選挙は任期満了前に執行されるのが「憲政の常道」とされてきました。しかし、今回は憲政史上初となる10月21日の任期満了越えの総選挙となります。

最大政党が9月の約1か月間、党首選を行っていたためこのような日程になってしまったのですが、4年ぶりの総選挙であることに相違ありません。

私は今から8年前の夏、2013年7月に2期目の選挙を経験しました。

今から約9年前、民主党政権は3年3か月という短い期間で与党から転落し、約半年後の選挙でした。

1期目の当選同期が次々と民主党を離党していくだけでなく、政治活動においても辛いことが続き、逆風も大逆風の選挙を経験した際、社会がアベノミクスにわいていたことを覚えています。

この間、民主党から民進党になり、その民進党も仲間と一旦袂を分かつこととなりました。

私は2013年の2期目の選挙時から、大きすぎる与党があれば、それを質す勢力が必要で、その役割は野党第一党が果たさなければならないこと、議会には緊張感とバランスが必要だということを一貫して訴え続けてきました。

与党の存在だけが突出するようであれば、省庁もそれ以外も、政府・与党側の顔色ばかりをうかがうようになり、立法府においても十分な議論や院の運営すらできないような状況におかれないとも限りません。

与党と野党が切磋琢磨しながら、立法府の矜持を持って、行政府である政府に対して法案の修正や政策の足らざるところを補う、行政監視機能を発揮するという行為があってしかるべきと考えます。

国会における一強状況が続いた約9年間、国民共有の知的資源である公文書の改ざん、政策立案や法律制定の前提となる基幹統計の不正など行政による不当な活動が相次ぎました。

大きすぎる与党があれば、行き過ぎた政策があれば、議会のチェック機能を果たす野党がそれを質していかなければなりません。緊張感とバランスある議会構成が、国会での議論を促進し、法や政策の運用改善につながると信じ、与野党伯仲の議会構成に近づけるべく、野党第一党たる党の仲間の応援に臨みます。

活動記録