前回の委員会で経済産業大臣から趣旨説明を聴取済みの「不正競争防止法等の一部を改正する法律案」について質疑・採決を行いました。

それぞれの委員の関心分野に基づき興味深い質問が行われました。

たとえば、今回の改正案が成立すれば、これまでは不可とされていた名前の商標登録が可能となりますが、知名度の有無をどのように判断するのかといった内容、２０１５（平成２７）年改正との関係、営業秘密をどのように考えるか、デジタル空間における模倣行為の権利保護の在り方、最近の企業における情報流出事案のトレンドとして、設計図等より名簿や顧客情報の方が多くなっていること、特許庁の審査体制と各国の人員比較など、多岐にわたって質疑が行われました。

質疑を終局した後、採決を行い、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定しました。