経済産業委員会は、経済産業大臣の所信を受けての質疑となりました。

経済産業行政等の基本施策に関する件及び公正取引委員会の業務に関する件についての質疑でしたので、その範囲は多岐にわたり、経済産業大臣のみならず、公正取引委員会委員長も答弁に立つ機会がありました。

私は委員長のため質疑には立てませんが、かわりに各委員の質問と政府側の答弁に耳を傾けることとなります。

国民生活に直結する政策課題が多いことを改めて感じるとともに、現政権の目玉政策も抱えており、今後の法案審査にも思いを巡らせながら、メモをとっていました。

〇ＧＸ基本方針やＧＸ電源法案の在り方
〇処理水の在り方
〇電力料金の値上げ、電力会社をめぐる諸問題への対処
〇経産省施策の振り返りの必要性（水素戦略、ＥＶ、半導体、国産航空機）
〇ものづくり現場における人材定着必要性とリスキリングの考え方
〇発注者側と受注者側の意識の差異と対応策

前回、経産委員長の任（２０１４年９月２９日～２０１６年１月３日）にあった際、経産省が猛烈に（？）アピールしていた国産航空機や水素戦略など、暗礁に乗り上げて頓挫したもの、進捗が予定どおりとはほど遠いもの、２０１６年４月の電力自由化による問題など、経年で経過をみると行政事業レビュー等、政策評価の観点からも興味深いと思います。

また、前回委員長だった際に改正した法案の改正も複数今国会で審査される予定で、法案自体の改正過程や法改正の必要が生じた理由など、これもまたとても興味深く、同じ常任委員会の委員長も経験になると感じています。