吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議員総会 2016年10月12日

2016年10月12日
  • 議員総会

第二次補正予算案は、10月11日の夕刻、参議院
本会議にて与党等の賛成多数で可決・成立しました。

私たちは、2.75兆円もの建設国債を発行して、
効果が明確ではない公共事業を実施する一方、
今般の台風災害などに対する予算は計上されて
いないなど、問題点が多いため、反対しました。

第二次補正予算案採決のための本会議を開会
するにあたり、国賓接遇と皇室行事があったため、
議長、副議長と閣僚を予定時間までに送り出さね
ばならず、当日の日程は綱渡りでした。

当日は、朝から予算委員会(集中・締めくくり質疑)
→総務委員会→議運理事会・委員会→本会議という
流れでしたが、予算委員会の締めくくり質疑は質疑者
の発言時間のみカウントし、終了時間の想定が難しい
参議院独特の片道方式です。

よって、予算委が何時に散会するのか、総務委は
何時に開けるのか、議運理事会・委員会は何時
開会で、そうすると本会議は何時開会・散会になるのか、
ということを総合的に勘案しながら、私は総務委員会室で
総務委の散会予定時刻を睨んでいました。

15時半を過ぎた段階で、予算委は散会しておらず、
どう考えても、皇室行事には間に合わない進行でした。

よって、私は、野党筆頭理事ですが、行うべき議論は
しっかり行いつつも、少しでも早く議運理事会が開会
できるよう、私自身を含め、総務委にいる議運理事が
途中で委員を差し替えるということを与党に提案する
ことで、議運理事会の開会時間を早め、結果、参議院
議長、副議長をはじめ閣僚を皇室行事に時間までに
送り出すことができました。

過半数を持たなかった与党時代、与野党問わず、
多くの先輩が若輩の私に様々な経験を積ませて
くださいました。そこで先を見通しながら、国会運営を
考える力が多少なりともついたと思っています。

ただ、参議院に議席を預かる者として思うことがあります。

参議院は、衆議院から10月11日の決め打ちで予算案を
審査し、結論を出さざるを得ない日程の選択肢しか与えら
れませんでした。よって、予算案に反対であったとしても
結論は出さなければならないとの思いで動きましたが、
色々考えさせられることが多い予算案審査となりました。

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