３月26日は、予算委員会で締めくくり質疑、討論、採決の後、日切れの予算関連法案や日切れ法案の審議が行われた後、議運理事会、議運委員会を経て、本会議の開会は16時30分となりました。

総務委員会で審議された予算関連法案である地方税・地方交付税法等改正案については賛成しましたが、４月からの政府予算案については反対せざるを得ませんでした。

今回の予算案は、予備費の５兆円を除くと、新型コロナウイルス感染症対策であることが明示されている予算はほとんどないためです。その予備費の計上のあり方も問題がありますので、機会を見て記したいと思っています。

［予備費についての国会質疑］
〇2020年３月９日　予算委員会：予備費のあり方
〇2020年６月５日　本会議：立法府による財政の事前統制と予備費のあり方

予算案は衆議院の優越が憲法に規定されている関係で、参議院は衆議院可決後30日で自然成立してしまう宿命を負っています。衆議院で３月２日までに可決され、参議院に送付されると、極端な話、参議院でまったく審議せずとも予算案本体は自然に可決してしまう以上、参議院では審議し、問題点や課題を明らかにしたうえで採決する必要があるのです。