吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議運理事会 2017年06月13日

2017年6月13日

6月13日、国家戦略特区法改正案を審議している
内閣委は、定刻の10時より質疑を行っていましたが、
共産党の質疑後、自民党が「動議」を提出しようとし、
混乱を受け、その時点で委員会は休憩となりました。

自民党が出そうとした動議は、質疑打ち切り動議で
あり、数の力から言えば、動議が扱われれば、可決
され、その後直ちに法案の採決という運びになります。

問題・課題が山積する法案の質疑の最中に、一方的に
質疑の打ち切り動議を出そうとする行為は誠に遺憾で
あり、内閣府特命担当大臣の問責決議案を提出し、採決
には至らせませんでした。

他方、内閣委の動きから推測するに、法務委でも午後の
審議途中に審議打ち切り動議が自民党から提出される
蓋然性が高まったことから、法務大臣の問責決議案を
提出することで、動議が提出される前に、法案採決を
阻止することにしました。

なぜなら、内閣委は我が会派の委員長ですから、状況を
見極めるために一旦委員会を「休憩」しましたが、法務委は
与党委員長です。動議が出されれば、野党が抵抗し、例え
委員会が混乱しても、そのまま動議を可決し、採決を止める
ことができなくなってしまうからです。

これらを受け、開会された議運理事会では、両決議案の
処理を、趣旨説明・討論・採決まで行って欲しい旨、発言し、
議了案件処理の後に扱われることとなりました。

ただし、趣旨説明・討論の時間で与野党の筆頭間で
合意に至らず、その場合、発言時間の制限動議が
与党から提出されることになりそうです。

私自身、昨年12月14日の急な本会議で、与党
から発言時間の制限動議が出される中で討論に
立ちました。議員の発言権の制約は、本来あっては
ならないはずです。それを数の力で抑え込むなど
言語道断。常識的な範囲内で終わると申し上げても
発言時間の制限動議を出すとの一点張り。哀しいことです。

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