吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議院運営委員会

2021年5月29日
  • 国務大臣国会報告
  • 森本議員質問

今週も金曜日に新型コロナウイルス感染症に係る国会報告のための議院運営委員会が開会されました。

今回は、三度目の緊急事態宣言が当初5月11日の期限とされ、それが延長された期日が5月31日であったことから、延長であれ、解除であれ、いずれにせよ開会が予定された委員会でしたが、結果として、再延長のための国会報告となりました。

よって、今回の件名は、「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の期間延長について」でした。

三度目の緊急事態宣言の再延長の国会報告ですから、特措法にも明記され、最終決定者である政府対策本部長である総理が出席するのが筋ですが、今回も最後まで出席を要請し続けましたが、総理の出席は得られませんでした。

与党か野党か関係なく、国民の生命や暮らしに関わる緊急事態なのです。

こんなときこそ、トップのメッセージが必要ですし、心を込めて思いを乗せて説明していただければ、どんな答弁であったとしても、国民に伝わることがあると考えているだけに、とても残念です。

国会報告の中での当日の分科会模様について、
〇危機意識が適切に共有されるよう国民に対する情報発信を効果的に行うべきであること
〇解除に向けて変異株の状況やワクチン接種の状況などを含め考え方を整理すること
などの紹介が国務大臣からなされました。

質疑に対する答弁では、「リバウンドは必ず起きる」「医療提供体制の必要性」「オリパラで人流は増える」などが繰り返されましたが、各地で医療がひっ迫し、地域によっては自宅待機を余儀なくされ、必要な医療にアクセスすることすらできず、尊い生命を失っている方がいらっしゃる以上、一人一人ができるかぎり感染しないことが何より重要で、その環境をつくらなければなりません。

おそらく、三度目の緊急事態宣言の今回の再延長は、多くの国民に届かないと思います。総理が強いメッセージを出すわけでもなく、国会で説明するわけでもなく、十分な補償はなく、他方、オリパラは開催する。人出増大の蓋然性が高いと考えられますので、しばらくデータを見ていきたいと思います。

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