第169通常国会/本会議議事録(2008年5月14日)

5.おわりに

(本院最年少であり就職氷河期世代であること、4月30日にみなし否決で復活させた暫定税率より短い人生であること、
2年8ヶ月前に得た3分の2で再可決を繰り返すより、一刻も早く民意を問う必要性など)

○吉川沙織君

最後になりますが、私は本院において議席を預かる最も若い議員です。

学校の卒業を控え、社会に出ようとしたとき、
政府の経済政策の失敗から、どんなに働きたいと願い、
どんなに働く意欲を持っていても、同世代の多くが職に就けないまま
社会に出ざるを得なかった、いわゆる就職氷河期世代の一人でもあります。

最近まで政府は格差の存在を認めようとしていませんでしたが、
若い世代を中心に格差が広がり、固定化しつつあります。

若い世代が明日に希望を持てずして、日本の将来は築けるわけがありません。

4月30日に参議院の審議権を剥奪し、みなし否決の下で
再可決を行って復活をした暫定税率ですが、これは昭和49年に
暫定措置としてできたものです。

私は昭和51年の生まれですから、暫定税率より短い人生と
いうことになり、人生そのものが暫定と否定されている気分になります。

一方、恒久的減税と言われた定率減税は、私の会社員人生の
スタートである平成11年に始まり、政治の世界に飛び込むために
退職をした平成18年、つまり、たった8年で終わってしまいました。

更に言えば、百年安心の制度設計と言われた
年金制度は、消えたり浮いたりして崩壊寸前です。

何とも表現し難い空虚な気持ちにさせられるとともに、
若年層は政治不信をますます募らせるばかりです。

今年に入ってから、衆議院における再可決は、
昨日を合わせて3度も行われたことになります。

再議決を行い再可決という結果に至らしめるには、
言うまでもなく3分の2の力なくして実現できないことです。

しかしながら、衆議院における与党3分の2の議席は2年8か月前に
得た議席であり、最近の民意を問うたものであるとは断じて言えません。

今こそ、政治を生活者の視点に、そしてすべての世代の人が
明日に明るい展望を描ける社会をつくるため、一刻も早く民意を
問うべきであることを強く申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。

ありがとうございました。(拍手)

[国務大臣増田寛也君登壇、拍手]