第171通常国会/決算委員会議事録(2009年4月6日)

2. 消防防災・国民保護体制の充実に関する政策評価

○吉川沙織君

続きまして、これまでのこの分野の政策に対する
見解についてお伺いをしたいと思います。
消防防災体制や国民保護体制に対する政策評価ですが、
これまでの事業評価に対して少し拝見をさせていただきました。

その評価ですと、それなりに目標が達成されていたり事業の
必要性に関して説いたりされているものが多くありましたが、
これらの評価に対する見解をお伺いいたします。

○政府参考人(幸田雅治君)

お答えいたします。
消防庁の平成20年度主要政策に係る評価書におきまして、
国民保護法制の整備といたしましては、国民保護訓練の実施、
情報伝達・提供手段の整備について評価をしているところでございます。

国民保護訓練につきましては、平素から様々な事態を想定した
実践的な訓練を行いまして、国民保護措置に対する対処能力の向上、
関係機関との連携の強化を図ることの有効性があると評価をしている
ところでございます。

また、情報伝達・提供手段につきましては、市町村防災行政無線、
今委員からお話ございました全国瞬時警報システム、Jアラート及び
安否情報システムを整備することが有事の際迅速かつ確実に情報
を伝えるということが可能になるということで、住民の生命を守り、
避難住民支援のために極めて有効な施策であると評価されている
ところでございます。

○吉川沙織君

平成17年の実績評価書によれば、同報系の市町村防災行政無線、
これは、Jアラートで流したときに自動起動するためにはこれがないと
駄目なんですが、平成17年度の実績評価では着実に増加、平成18年度
の実績評価書を拝見するとこれまた着実に増加、平成19年度の実績評価書
に関しても着実に増加、でもちょっとずつしか増えていません。

平成20年度主要な政策に係る評価書要旨というものを拝見いたしますと、
市町村防災行政無線や全国瞬時警報システムの整備を着実に推進をしている。
しかも、効率性という側面で書かれているところを拝見いたしますと、
市町村防災行政無線、全国瞬時警報システム、Jアラート、安否情報
システムなどの情報伝達・提供手段を整備することで、効率よく迅速かつ
確実な情報を国民に伝達、提供することが可能となっている。といっても、
今回使われなかったわけですが、結局、着実に増加や推進との文言が
散見をされますが、まだまだということに違いないと思います。

現在の日本の政策評価では、第一義的にはそれぞれ担当した
担当府省が行うこととなっているため、厳しい評価はなかなかできない
のが現状であると思います。そこで、行政評価局長にお伺いいたします。

我が国の評価制度は強制された自己評価と表現されることもありますが、
平成20年度の評価、つまりこれから概算要求の時期にかけて行われる
評価からは予算と決算との連携が行われることになっています。このことから、
成果を意識した事業執行ができるということ、透明性や情報公開が進むことを
踏まえ、得られた結果から無駄を省くことになり、政策転換や政策の見直しに
つながることになると考えます。これにより見込める改善効果に対する見解が
あればお伺いいたします。

○政府参考人(関有一君)

政策評価法におきましては、評価の結果を当該政策に適切に反映させ
なければならないということ、それから、評価の結果につきまして、
予算の作成において適切な活用が図られるよう努めなければならないと
規定をされているところでございます。

御指摘のとおり、政策評価と予算、決算の連携ということでございます
けれども、経済財政改革の基本方針2007、これは骨太方針でございます
けれども、そこで予算書、決算書の表示科目の単位と政策評価の
単位とを対応させる見直しを平成20年度予算から実施している
ところでございます。これによりまして、政策ごとに予算、決算と
その成果を比較対照することが可能となりますので、事後的な評価が
行いやすくなるものと考えております。

平成20年度予算に係る政策についての事後評価は今年度から、
まさに今から実施されるということになるわけでございますけれども、
今後、行政機関において事後評価が行われていく中で、政策評価と予算、
決算の連携の成果、これを着実に積み重ねていくことが大切だと思っております。

総務省といたしましても、政策評価と予算、決算の連携強化を
推進すべく、例年9月ごろでございますけれども、政策評価結果の
予算要求等への反映状況を取りまとめまして、これを公表しております。
また、各行政機関の取組の好事例ということでこんな資料も作りまして、
関係省庁の参考にしてもらうということで、全体といたしまして政策評価
制度が更に充実するように努めてまいりたいと思っておるところでございます。

○吉川沙織君

予算と決算の連携を政策評価にも反映させるというのは
かねてからの課題でしたので、今回の評価からそれが反映を
されるということですので、これからその取組の反映状況や無駄が
どういうふうに省かれたか、また政策転換がどのように行われたか
ということはまた次の機会にお伺いをさせていただければと思います。