第177通常国会/予算委員会議事録(2011年3月7日)

3. 事業重複と省庁間連携の在り方

○吉川沙織君

今厚労大臣と経産大臣に御答弁いただきました
けれども、厚生労働省の新卒者就職実現プロジェクトと
経済産業省の新卒者就職応援プロジェクトは、名称も
含め大変似ており、それぞれにターゲットが若干違ったり
中小企業との橋渡しがあったり、厚生労働省の方は雇用に
結び付ける、

経済産業省の方は職場体験をする、そしてその企業に
給付をするという形で、それぞれ大変重要性はあるんです
けれども、支援を受ける側の若年層からすれば名称も
大変似ていて重複している部分がないとは言えないと
思います。

厚生労働省と経済産業省、それぞれでしっかり
連携をして効果が上がるように対応していただき
たいと思います。

今少し申し上げましたとおり、若年者雇用対策
事業については、厚生労働省、経済産業省、
文部科学省そして内閣府において展開されて
おり、私は野党時代から省庁内と省庁間の
事業重複を取り上げてまいりました。

事業の重複による無駄がもし仮に生じているなら
これを是正して、その分を若者に届くよう施策に
使った方がよいためです。

だからこそ、当座の短期的な視点ではなく、若年者
雇用問題を構造的な、需要と供給のミスマッチという
構造的な要因で生じている課題ととらえ、対策を
総合的に調整することが重要ではないかと考えます。

無駄を生まないためにも内閣官房長官が政府の
施策全体を横断的に見ることが必要ではないかと
考えますが、御見解をお伺いいたします。

○国務大臣(枝野幸男君)

御指摘のとおり、この問題に関しては各省庁間に
それぞれ問題が分かれております。それぞれの
省庁、しっかりと連携をしながら努力をしている
ところでございますが、率直に申し上げて、私も
特に事業仕分をやらせていただきましたときに、
各省間それぞれ良かれと思いながら、若干の
重なりとか、当事者からは分かりにくさがあると
いうことの問題意識が非常に強く私自身も持って
おります。

内閣におきましては、御承知かと思いますが、総理の
特命チームとして寺田補佐官をリーダーにして新卒者
雇用・特命チームをつくりまして、省庁間の連携を含めて
抜本的に対応に取り組んでいるところでございますが、

更にこの連携を強化していくことは重要だというふうに
考えておりまして、今どうなっているか私知りませんが、
かつてブレア政権のイギリスでは、教育雇用省と直訳
するとなるんでしょうか、日本でいえば文部科学省の
ある部分と厚生労働省のある部分と経済産業省の
ある部分がむしろ一つの役所になっていたというような
例もあります。

そこまで省庁再編みたいな話ができる話ではありませんが、
私のところで、関係大臣と連携した形、どういった形を取れば
更に強化できるか、努力をしてまいりたいと思っております。

○吉川沙織君

子ども・若者育成支援推進本部副本部長でもあられる
内閣官房長官に省庁間の連携含め、今答弁いただいたことを
前向きに取り組んでいただければと思います。

一方で、今回の予算案を拝見しますと、以前と比べて
随分と事業の重複が減って、その分若者に届くように
なっています。

政権交代前は、例えばジョブと名が付く事業だけでも、
ジョブカフェ、ジョブ・カード、ジョブサポーター、ジョブクラブ、
ジョブミーティング、ジョブトレ、ヤングジョブスポット、
ジョブパークなどなど数多くあり過ぎました。

同じような名前の事業が数多く展開されていてもそれが
施策の対象である若年層に届かなければ意味がない。

そういった形で今回事業重複が減って、その分若者に
届くような政策に展開されたということは、政権交代した
結果であると私自身感じております。