第177通常国会/予算委員会議事録(2011年3月7日)

4. 政策評価の実効性を高めるための連携と方策

○吉川沙織君

必要な予算対応により施策を実行した後は、その
結果を把握することもまた重要なことになります。
若年者雇用対策事業の政策効果を測る際に、
就職率、就職率等、就労率、就職等進路決定者、
就職者数、常用雇用移行率、常用就職者数など
様々な指標が用いられており、これではどのような
成果や効果が出たのか、非常に分かりにくいと
思います。

これについては野党時代からずっと質問をし続けて
いましたし、昨年も前向きな御答弁をいただきました
ので、是非厚生労働大臣がリーダーシップを持って
前に進めていってほしいと思います。

この評価の指標に関連して、施策の効果を
測る政策評価の観点から次は質問させて
いただきたいと思います。

昨年の予算委員会でも取り上げましたが、
総務省の行政評価局が昨年一月に「雇用
保険二事業に関する行政評価・監視結果に
基づく勧告」というものを出されています。

この中で、若年者雇用対策事業は数多く実施
されているものをなるべく効果の上がるように
まとめなさいといったこと、それから2億円強
掛けて作成した外国人労働者向け雇用対策
パンフレットが外国人向けなのに全て日本語
表記で作成されていることなど、前政権下の
平成20年度予算の無駄が指摘されていました
が、現在の改善状況について総務大臣にお伺い
いたします。

○国務大臣(片山善博君)

御指摘のようなことがありまして、
総務省の方から勧告をいたしました。

その結果、いずれも平成22年4月以降、英語、
中国語など各センターの多数を占める外国人
利用者に対応したパンフレットを用意し、配布する
改善を行ったとの報告を厚生労働省から受けて
おります。

○吉川沙織君

今総務大臣から御答弁いただきましたとおり、
外国人労働者向けパンフレットが全て日本語で
前政権下で作られていて、ようやくそれが英語や
中国語に対応したものが作られている、そんな
御答弁をいただきました。

もう一つ、政策評価の観点からお伺いしたいと思います。

昨年の3月末、これまた総務省行政評価局は
政策評価の点検結果を公表されています。この
中で重要対象分野のフォローアップが示されています。

これには若年者雇用対策が含まれており、
支援策の認知度やサービスの利用状況に
ついて調査するよう指摘がなされ、内閣府と
厚生労働省で協議中とされていましたが、
実際に内閣府の方で調査項目に今申し上げた
ものが加えられたのか否か、蓮舫大臣にお伺い
いたします。

○国務大臣(蓮舫君)

お答え申し上げます。
内閣府では、高校中退後おおむね2年以内の者を
対象とした意識調査を実施しまして、その結果は
3月の末に公開をさせていただきます。

この中で、厚生労働省とも協議の上で、例えば
地域若者サポートステーションをどの程度知って
いるかなど、ニート支援策の認知度を問う質問
項目は設けてございます。

○吉川沙織君

早速前向きに取り組んでいただいて、ありがとうございます。

今、二つ政策評価という観点から申し上げましたが、
前政権下で外国人労働者向けパンフレットが全て
日本語表記で作られていたり、そしてまた、重要対象
分野のフォローアップで総務省行政評価局が施策の
実効性を高めるための指摘を各省に行うことで、
施策を本当に必要とする層に届くよう取組を続けて
いらっしゃるところですが、実効性を高めるためには
様々な方策が取られてしかるべきであると考えます。

そこで、総務省行政評価局と行政刷新会議の
連携はこれを強力に前に進めるための一つの
方策であると考えますが、行政刷新担当大臣の
御見解をお伺いいたします。

○国務大臣(蓮舫君)

まさに御指摘のとおり、行政刷新会議として総務省と
どのように連携が取れるのか、密な話合いも進めて
まいりました。

今年の春から本格実施をします行政事業レビュー、
これ各府省が事業の点検、お金の使われ方を
点検をしてまいります。

他方、総務省で行われる政策評価、これ総務大臣に
お伺いいただきたいんですが、それは事務事業の
上位にあります施策の評価、そのときに行政事業
レビューの結果というのを有効的に活用していただく
ことによって、行政刷新会議そして総務省と連携を取り、
無駄を削減をして、より高い行政サービスにつなげて
いきたいと考えています。

○吉川沙織君

是非、行政刷新会議と総務省の方で強力に
連携をして、施策の効果を測るための政策
評価という観点、そしてより良い事業を打つと
いうことをしていただきたいと思います。