吉川さおり 参議院議員(全国比例)

国会質疑録

議院運営委員会(2022年3月4日)

2022年3月4日

議院運営委員会では、国会同意人事の所信聴取と質疑が行われました。

内閣から国会に提示された国会同意人事案件のうち、人事官や原子力規制委員会委員長などの候補者については、議院運営委員会を開会してその所信を聴取し、質疑を行うこととしています。

今回の国会同意人事案件においては、議運委で所信聴取の対象となっている候補者が含まれており、所信聴取と質疑を行いました。

私たちの会派は、2人の質疑割当てがあったこともあり、私は人事官候補者に対して最後の質疑者として10分の質疑を行いました(同意人事の質疑は、各会派10分ずつの例です)。

今回提示された人事官候補者は新任の方(日本マイクロソフト株式会社執行役員)ですので、公務部門に対する基本的な考え方とこれまでの仕事についてうかがいました。

〇人事官候補者に対する質疑

1.平成21年に国家公務員の人事評価制度が導入されてから10 年以上が経過し、取組としては定着しても、適切に評価されているか否か、人事院は議論を行い2021(令和3)年3月「人事評価の改善に向けた有識者検討会報告書」を公表した。この中では人材育成等に役立っている実感に乏しいといった課題も明らかになっているところだが、そもそも公務部門は数値で測れない側面があると考えるが認識はあうか。

2.公務部門は定量的に成果を測りにくく、数値で達成目標を設定することが難しいという特質があると考えるが民間と公務部門は違うという認識はあうか。

3.前日の衆院議運委での答弁の真意につき、その見解。

4.現在の業務内容とそのKPIがMCP(※)取得者数であることの確認。

5.これまでの経験を活かした若手国家公務員の離職を防ぐための方策と、短期的には目に見える成果が出ない、維持すること自体が成果といったような公務部門もあり、現場の声を聞く重要性。

 

※MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)のこと
認定資格を一つとればMCPですが、私は20年前にMCSEを取得しました。

MCSEとは、マイクロソフト社によって認定されるMCP資格の一つで、マイクロソフトが認めるシステムエンジニア資格の最上位資格のことです。MCSEは、Windows OSおよびWindows Serverをプラットフォームとするシステム構造の設計・実装能力を持った高い専門性が求められ、資格取得には6科目の必須科目と1科目の選択科目、計7科目の合格が必要です(2021年1月末廃止)。

余談ですが、会社員時代のお客様は専門性の高い方が多く、技術系の先輩社員やアライアンスを組んだベンダの皆様もスキルの高い方ばかりで、構築スキルは絶対に及ばなくとも知識だけはないと会話もできないと資格の取得にも努めたことを久々に思い出しました。

せっかくなので、備忘録代わりにMCPからMCSEの取得歴を振り返っておこうと思います。クライアントOS関連科目、ネットワークシステム関連科目、システム設計関連科目がありますが、私は下記を取得しました(が、何かひとつ抜けています)。最後はWindows2000トラックで、NT Server 4.0とか懐かしすぎますが、ただ、当時はUNIX全盛期だったんですよね・・。

1.1999年12月 Microsoft Windows NT Server4.0の実装及びサポート
2.2000年1月 Microsoft Windows NT Workstation4.0の実装及びサポート
3.2000年2月 ネットワークの要点
4.2000年3月 Internet Information Server4.0の実装及びサポート
5.2000年3月 Internetworking with Microsoft TCP/IP on Microsoft Windows NT4.0
6.2000年4月 企業におけるMicrosoft Windows NT Server4.0の実装及びサポート
7.2002年1月 Microsoft Windows2000 Serverのインストール、構成、および管理
8.2002年1月 Installing, Configuring, and Administering Microsoft Windows 2000 Professional
9.2002年1月 Implementing and Administering a Microsoft Windows2000 Network Infrastructure
10.2002年4月 Designing a Microsoft Windows 2000 Network Infrastructure