失われた世代 2007年7月4日

私、 「吉川さおり」は現在30歳です(2007年7月時点)。1998年(平成10年)に就職活動を経験しました。
この世代は、いわゆる「就職氷河期」真っ只中でした。

どんなに会社に資料請求をしても、どんなに会社説明会に行っても、どれだけ採用試験を受けても、企業はその門戸を大幅に狭めていた、もしくは堅く閉ざしていた年代です。

今の新卒採用状況からは、想像もつかないような時代でした。結果、希望の職に就けないまま、望まない雇用形態で仕事を余儀なくされている30歳前後の同世代(2007年7月時点)が大勢います。

一般的に企業は、正社員としての勤務経験がないまま年を重ねてしまった非正規雇用者を正規雇用化することに二の足を踏んでいる現状があります。

ただ、非正規雇用という働き方を自ら選んだのではなく、就職活動をした年の経済環境によって雇用状況が左右されるのは、あまりにも不運としか言いようがありません。

就職活動をしたときの景気に左右されるような人生の不運は、極力修正すべきであると考えています。

就職氷河期世代の実状を把握すること、政府が責任を持って職業能力訓練の機会を設けることなど、この問題に対する政治の役割は非常に大きいと強く感じています。

10年後の日本を展望したとき、今、30歳前後の就職氷河期世代は40歳前後となります。

正規雇用ではなく、非正規雇用のままで多くの人がその年齢を迎えてしまった場合、たとえば、日本経済にとっては、税収等の面で非常に大きな損失が生じることになります。

また、社会保障の面でも同様です。

10年後、20年後の日本の社会全体はどうなるのか、経済はどうなるのか、ということに思いを馳せずにはいられません。特定の年齢層における格差の拡大は、日本全体の格差社会化につながっていく恐れを内包しています。

これから、日本の将来を担っていかなければならない世代が、未来の見えない毎日を過ごすような事態は避けなければなりません。

将来に希望と展望を持てる状況と環境を創るべく、私は就職氷河期世代の一人として力を尽くします。