参議院本会議(2017年6月14日)
議院運営委員会後に再開した本会議では、共謀罪
法案の委員会採決を省略し、本会議で直接採決する
ための議事日程が数の力で追加されてしまいました。
従来から委員会中心主義をとっている参議院において、
与党自ら参議院の歴史を踏みにじり、委員会の存在意義を
貶めるような中間報告の動議はあってはならない議事運営
です。
この議事日程の追加を容認した議院運営委員長に解任
決議案を提出せざるを得ず、筆頭発議者として本会議
の趣旨説明に立ちました。
前年の12月14日の本会議に引き続き、発言時間の
制限動議が与党から出されたことはとても哀しい
ことであり、議員の基本的権能のひとつである発言
権について、安易に制限して欲しくありませんでした。
本会議前段の議院運営委員会での意見表明と同様、
まさかの議事日程の追加であり、中間報告部分に
関しては全くのノー原稿となりましたが、議場に
着席する与野党議員の表情を見ながら、今回の中間
報告動議が参議院の歴史をいかに踏みにじるもので
あるのかを訴えました。
そして、その後は現政権が行政独裁であるということ、
立法も司法も行政の下に隷属する状態であること、
本来そうであってはならないことを共謀罪法案を
中心に訴え、現政権に強く抗議し、趣旨説明としました。
動画
参議院本会議 第193回通常国会<議運委員長解任決議案 趣旨説明>